2020/12/06
『集団的自衛権の行使」は海外で戦争すること』
「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」への賛同の呼びかけ
安倍内閣は、日本を海外で戦争する国にしようと、「集団的自衛権の行使」ができると閣議で決め、そのための法律の制定や日米防衛ガイドラインの改定を強行しようとしています。海外での武力行使は、憲法9条が禁じたもので、歴代内閣も「憲法上、許されない」と明言してきました。
安倍首相は、自分の私的諮問機関にすぎない安保法制懇の報告が出たら、それを根拠にして「政府方針」を決め、与党協議で合意ができたら正式に閣議決定を行い、秋の臨時国会で関連法制を変えて、年内の日米防衛ガイドラインの改定へと“暴走の日程”を進めています。その第一弾の安保法制懇の報告は、連休明けにも出される予定です。
憲法も無視して“戦争する国”への道を暴走するこの危険な動きに対して、世論の大多数が反対し、憲法学者はもとより、自民党の現・元幹部や公明党幹部、元内閣法制局長官などからも批判や異議があいついでいます。
私たちは4月8日、129もの団体が賛同して集まった「解釈で憲法9条を壊すな!4・8大集会&デモ」を日比谷野外音楽堂で開き、国会と銀座へのデモを行いました。これには5000人もの人びとが参加し、マスコミにも大きく報道されました。
しかし、これは安倍首相の暴走を止める運動の第一歩です。集団的自衛権の行使容認の野望にストップをかけるためには、さらに大きな声をあげ、強大な世論をつくる必要があります。
このため、一日だけの共同行動であった「4・8実行委員会」は、「解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会」として再結集を行い、さらに運動を発展させることになりました。この実行委員会は、「非暴力」と「他の参加団体を誹謗中傷しない」ことを原則としており、「できる行動をきめ、参加できる人が参加する」というゆるやかなネットワークです。
つきましては、さらに多くの団体が手をつないでいることを示し、安倍首相の暴走に対抗するため、みなさんの団体に賛同・参加を呼びかけます。
当面、私たちは、4月22日の国会前集会を経て、5月13日(火)12:00~13:30に、安保法制懇の報告に抗議する「国会包囲ヒューマンチェーン」を行います。これにも参加され、引き続き運動の発展にご協力いただければ幸いです。
2014年4月28日
解釈で憲法9条を壊すな!実行委員会
<事務局団体>憲法改悪阻止各界連絡会議、「憲法」を愛する女性ネット、憲法を生かす会、
市民憲法調査会、女性の憲法年連絡会、平和憲法21世紀の会、平和を実現するキリスト者ネット、
許すな!憲法改悪・市民連絡会
連絡先:
憲法会議(電話03-3261-9007)
市民連絡会(03-3221-4668、FAX 3221-2558)、
メール kenpou@annie.ne.jp